40代のセックスレス

セックスレス…別居。セックスがなくても良好な関係を築けた体験談

◆報告者
年齢:44才(現在)
性別: 女性
結婚歴:既婚
職業: パート

◆お相手情報
年齢:43才(現在)
性別:男性
結婚歴:再婚
職業:会社員

出会いと初めてのセックス

その後何度か数人で会うことはあり、4年前の年越しにそれぞれ友人を誘って島の年越しイベントへ行くことになりました。

イベントで楽しくお酒を飲んだり野外パーティに参加したりしている時に、ふとしたことで私が友人と言い争いに。その時さりげなく雰囲気を良くしようと動いてくれたのが彼でした。それをきっかけに少しずつ彼に惹かれていくようになりました。

イベントの場でのお詫びを理由に私から何度か誘うようになり、数回目に2人で会うようになってから彼の部屋にお邪魔するようになりました。

それからは連日部屋に上がりこむようになり、2人で映画を観たりお酒を飲んだりする日が続きました。

それでも彼からベッドに誘ってくることはなく、自分のことをどう思っているのかわからない中、焦れて私から寄り添っていったのがきっかけで初めてのセックスをすることとなりました。

その時はお付き合いするかどうかということよりも彼とそういう関係に発展したい一心でした。

それなのに、挿入前にちゃんと「付き合おう」と彼から言ってくれたことでとても誠実な人だという印象を持ち、とても嬉しかったことを覚えています。

お付き合いから結婚まで

その後は彼の提案ですぐに私は自分の部屋を引き払い、彼と同棲することになりました。

彼は「好き」や「愛してるよ」ということも日常的に言ってくれて、家事も手伝ってくれるし優しくて、毎日とても幸せでした。

 

商社の営業の仕事だった彼は仕事の会食も多く夕食は別々の日も多かったのですが、夜は手をつないで一緒に寝て2日に一回はセックスをしていたように思います。

また、旅行もいろいろな場所へ行き、その度に必ずセックスをしていました。

私はどちらかというと昔から性に前向きな方だったので、夜の性活が充実していることにとても満足していました。

 

ある日、体調不良と生理の遅れに気づき、検査薬で調べてみたところ「陽性」で妊娠していることがわかりました。

当時、私は40才直前だったので、かなり高齢出産になることを覚悟で産むことにしました。

つわりがかなり重く毎日起きれない状態が続き、精神的にもかなりまいってしまっていた私は、彼に対して暴言を吐いてしまうこともありました。

でも彼は言い返すこともなく「ごめんね」「どうしていいのかわからなくて」と控えめでした。

妊娠がわかり1か月の頃、残念ながら流産してしまいました。

病院で告げられた時は取り乱して泣いてしまい、彼が「籍を入れて、お互いの親に報告しよう。」と言ってくれました。

 

実は妊娠が分かった段階ではまだ体調が落ち着いていないこともあり、入籍のことをすっかり失念していたのです。

流産に関しては高齢ということで少しその可能性への覚悟があったことと、彼のその言葉で元気づけられて、すぐに心身ともに日常に戻ることができました。

結婚生活とセックスレス

その後すぐに籍を入れて夫婦生活は楽しく順調でした。

流産後の手術があったためセックスは控えることになりましたが、犬を飼い始めてそのお世話で癒され、笑顔が絶えない毎日でした。

私はフルタイムの仕事から在宅メインの仕事に切り替えて、晩ごはんを作って彼の帰りを待つ楽しみを知りました。

 

毎晩犬と一緒にベッドに入っていたため、術後の経過が落ち着いてからもセックスはしていませんでした。

 

入籍から3年程経った頃、ふとしたことで旦那のスマホ画面の怪しいものが目に入り、こっそり見てしまいました。

私たちはお互いのスマホのパスコードも知っていたし、浮気や隠し事などの疑惑は抱いたことがなかったのですが、その怪しいものはマッチングアプリでのやりとりでした。

 

全く予想をしていなかったため、とてもショックでした。

やり取りを見る限りは女性と実際に会っている様子はなかったのですが、メッセージ上での軽い性的発言もありました。

確かに気が付くと私の妊娠から一度もセックスをしていませんでした。

でも、それに気づかないほどに二人の仲は良く、心は満たされていたのです。

朝のいってらっしゃいのキスやおかえりなさいとおやすみなさいのキスも毎日していました。

 

でも、旦那は私以外の女性と連絡を取り合っているということを知ってしまってから、「セックスレス」ということが私の中で大きな問題として浮上してきました。

セックスレスについて話し合い

スマホを見てしまったことと、アプリでの他の女性とのやりとり、セックスレスになっていること、感じたことを全て旦那へぶつけました。

旦那はごめんなさいと謝り、ただの気晴らしだったということでした。

それでも私は許せず、「なぜ私とはセックスどころか下ネタ話も避けるのに、他の女性とはするのか」ということを詰め寄りました。

旦那は言葉を濁しながらも「家族だから」というような返事でした。

 

「夫婦」ではなく「家族」ということがその当時の私にとっては更にショックを感じ、

「じゃあ私とは一生セックスできないのか」と、とても悩みました。

 

それまで性欲は日常の中に埋もれていたのですが、突如抑えられない程強烈な性欲が湧いてきました。

 

その頃の私は、毎日「セックスしたい」「旦那とセックスするにはどうしたらよいか」「浮気をするしかない」などの思いがぐるぐる巡っていました。

そのうち、「旦那とセックスしたいのか」

もしくは「誰とでもいいからセックスしたいのか」が、分からなくなっていったんだと思います。

 

旦那には、「もういい、他の人とする」と強がりを言い、旦那は「嫌だ」と言いながらも強く止める様子がなかったので、これはもう修復は難しいと思い、離婚も考えたほどです。

 

その後、旦那からの提案で

「犬を気にしてしまってそういう気分になれない。外泊をしよう」ということで、リフレッシュとセックスレスの解消のためにホテル泊をしてみることにしました。

 

その晩は約4年ぶりに無事セックスをすることができましたが、久しぶりすぎて気恥ずかしさもあったり、ふとした旦那の様子で「本当にしたいわけではなく義務的にしている」という気がして、残念ながら思っていたほどの満足感を得ることはできませんでした。

 

でも、解決しようと頑張ってくれたことはやはり嬉しく、「この人と夫婦を続けよう」と思えました。

解消されたと思ったのに

それからさらに数か月が経ち、気がつけばまた私たちはセックスレスに逆戻りしていました。

何度か2人で宿泊旅行もしましたが、私からセックスについて話を切り出さない限り、体を重ねることはありませんでした。

 

そして、またマッチングアプリで他の女性とメッセージのやり取りをしている形跡が見られました。

私の出した結論は

私は、別居をして自分の仕事量と収入を増やすことにしました。

その頃、旦那は勤務先から地方の支部を任されており1年前から都心部から車で3時間ほどの郊外に私と犬と一緒に引っ越しをしていました。

別居するにあたって、都心部の一人用のマンションを契約し、在宅メインに切り替えていた仕事の量を増やすことで生活費を作ることにしました。

でも私の収入だけでは安定した生活には足りなかったため、旦那から家賃分に相当する生活費をもらうことにしました。

 

旦那は最初は別居を嫌がりましたが、私の意志が固いことがわかるとこの通告を受け入れてくれました。

私はもし拒否されるようなら離婚も視野に入れていたので、断固とした態度を崩しませんでした。

 

別居をしてからもう少しで1年が経つところです。

今ではほぼ毎晩ビデオ通話で数分から1時間ほど他愛もない話をすることが日課となり、

週末ごとに旦那が自家用車で私のいる家へ遊びに来ています。

別居前より今の方が会話も多いです。

 

私もセックスレスに対して何か策を練る気もなくなり、セックスなしでも良好な関係になっていると思います。

私なりの結論から見えた対策

夫婦やカップルによって解決方法は千差万別だと思います。

私たちはセックスなしになってからの方が今の年齢や環境に相応した良い関係が築けたと思っています。

若い頃、私はセックスがとても好きで不特定多数と関係を持ったこともあり性産業の仕事に就いていたこともあります。

そんな私でしたが、今はセックスなしでも不満はありません。

 

ただ、ホルモンのバランスにより今後どうしてもしたくなる時がくると思います。

40代半ばとはいえまだ枯れているとは思いたくありません。

その時は素直に、旦那以外の男性と関係を持つと思います。

不倫というのは避けるべきことだと考えていますが、仕方ない時もあるという考えです。

 

自分もいつでもそのつもりがある、という思いと覚悟があるため、旦那が隠れて何をしていても責めるつもりも追及するつもりもありません。その考えを持つことで余裕が生まれました。

 

セックスレスで悩んでいる女性は、「相手はその人でないといけないのか」「他の人としてみたらどう感じるのか」ということを一度自問自答してみても良いと思います。

そのうえで「やっぱりこの人だ」と思うのなら玉砕覚悟で気持ちを伝えてみて、それでもだめならまた別の可能性を検討する、ということを試してみると良いと思います。

自分に魅力がないのではないかとか、相手の気持ちが冷めてきたのではないかとか、思い悩む必要はないです。

相手を選ぶ自由は平等です。

形を変えた良好な関係性というのを楽しむこと、自分の可能性の枠を広げても良いという安心感があるだけでも気が楽になると思います。

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