30代のセックスレス

40代男性セックスレスの結果、夫婦仲が良くなった体験談

◆報告者
年齢:41歳
性別:男性
結婚歴:既婚(子一人)
職業:主夫

♦お相手情報
年齢:38歳
性別:女性
結婚歴:既婚(子一人)妻
職業:会社員

妻との出会いは友人といった飲み会

妻と出会ったのは、私が34歳の頃。当時医療関係の資格取得のため専門学校に通っていました。その時の友人と休日に飲みに行った場にて、たまたま隣の席で飲んでいた今の妻と出会いました。その時は妻も私もお互いに恋愛対象ではなかったのですが、お酒の力もあったため、その日のうちに関係を持ち、それ以降は連絡も取り合うことはありませんでした。

その後、私は実習期間に入り、中々うまくいかず、精神的に不安になり、ふと、妻に連絡をとり、精神的に助けてもらいながら実習も乗り切る事ができました。そんな優しさに触れた事で恋愛感情が出てきて妻に惹かれるようになりました。その実習の後から妻とお付き合いする事になり、その頃は会うたびにセックスを2.3回の時ももっと沢山する時もありました。その時はお互い好き会っているのだなと幸せいっぱいでした。それから一年が過ぎたころ、私は実習に失敗し退学を期に妻と同棲をスタート。その後妊娠が分かった事から結婚することになったのです。

セックスレスは妻の妊娠から始まる

セックスレスを意識するようになったのは、妊娠中の妻の暴言が始まりだと思います。妊娠中はホルモンバランスの崩れから苛立ちが出てくることを理解していましたが、毎日の暴言や無視といった行動に耐えきれず私の方が精神的にまいったこともあり、妻を女性として意識することはできなくなったのがセックスレスの始まりだと思います。出産後、元の優しい妻に戻るだろうと思っていましたが、育児と経済的な不安から暴言や無視といった行動は変わらず、また、体型も変わってしまったことで女性としての魅力を感じなくなってしまい、自分からはセックスをしたいと思わなくなりました。出産後一年間は、育児、仕事、妻からの暴言などで精神的に不安定なこともあり、ほとんどセックスをした記憶がありません。

 

出産から一年過ぎた頃、妻から求めてくることが多くなったのです。月に2.3回では物足りず、私が拒むと怒りだすことからしかたなくセックスをするという感じになったのです。妻もそんな私の行動に気づき何度も離婚を突き付けられたことがありました。そのことがトラウマになり、妻のセックスが愛のあるセックスではなく、快楽だけのセックスと感じるようになり、ますます妻とはセックスしたくないと思うようになっていったのです。

お互いの意見のぶつかり合いがいい方向に

出産後から二年たった頃から夫婦喧嘩が多くなってきた時期でした。さすがの私も我慢の限界。妻からの暴言やセックスについて今まで我慢してきたことを話しました。

その時の妻は私の我慢してきたことを聞くも出てくる言葉は「離婚」ばかり、生活は一緒にいるも家にいてもお互い無視。そして仲直り、そんなことを毎月1.2回繰り返すという生活をしていました。

仲直りするたびにお互いが求めあうのですが、しばらくたつと同じことの繰り返しでした。その繰り返しを出産後から3年たった時期まで繰り返していました。夫婦喧嘩、お互いの意見をぶつけること、そして、冷静になった時にお互いの好きな面、嫌な面をじっくり話あい理解することで一つずつお互いを大事にするようになりました。

そのおかげで、出産前は回数にこだわったセックスが、じっくりお互いが話すことで、セックスも回数ではなく、妻も私も満足できるほど、じっくり愛し合えるセックスができるほど、セックスの価値観がプラスに変わったと感じました。

夫婦喧嘩を沢山したことで、セックスの価値観を大事にするようになった

子供が生まれてからの三年間で、夫婦の性格、育児の仕方や仕事、家事へのお互いの不満をぶつけあったことが結果良かったと思います。一般的には、夫婦喧嘩が続くと関係が悪化すると思います。私達夫婦ももちろん関係が悪化することもありましたが、今も仲良く過ごせているのは、喧嘩をしたときにお互いが距離を置くことができ、お互いのことを思いやる時間が大事だと思います。それが夫婦喧嘩をしても関係が悪化しなかった一番の決め手でした。距離を置くことは正直辛かったですし、妻も辛かったと思います。辛かったのですが、距離を置くことで気持ちを落ち着かせ、妻に言われたことを冷静に受けとめられたのです。そして、妻に対して悪かったことを素直に謝り、私が妻の気持ちを理解してくれたと嬉しかったのだと思います。また、私の気持ちも妻にちゃんと伝えることで、妻も私に対する暴言や無視についても改めてくれました。夫婦喧嘩が発端ですが、距離を置くことでお互いが理解でき、結果以前よりもお互いを理解しあえる中になったと思います。夫婦喧嘩がお互いを理解するきっかけになり、セックスにおいても、先ほど話したように、回数ではなく、お互いが満足いくセックスができるようになったのです。

お互いは元々他人、お互い分からないことばかり、セックスもお互い違う価値観をもっていたんだとこの時期に分かり合えたのが良かったです。付き合っていたころは、会うたびにセックスしたいと感情があったこと。夫婦になってからは、育児中心、仕事中心になり妻を一人の女性として意識していなかったこと。妻も私の辛かった気持ちを知らなかったこと。そいったセックス以外のお互いの大事なことを分かり合えたことで、セックスを沢山することが愛情ではなく、お互いを分かり合い、理解しあえることが本当の愛情だとお互いが気づけたのが良かったです。それからは、セックスの回数は少ないのですが、妻も私も以前に比べるとはるかに満足のある、愛情を感じるセックスをしています。

今セックスレスに悩んでいる方に向けてのメッセージとして

夫婦だけではなく今お付き合い中の方にも共通すると思うこととして、一番大切なことはお互いがお互いを良く理解しあうことが大事だと思います。十分愛情を注いでいるようで、愛情を受ける側は違った愛情が欲しいのかもしれません。

また、本当は愛情を表現したいけど、どうしたらいいのか分からないのかもしれません。そう見えない部分を知るためには、お互いよく話し合う事がとても大事だと思います。私も妻とお互いの感情をぶつけあった事でセックスレスを感じることなく、むしろ愛情をもってお互いセックスすることができたのです。

大事なのは、パートナーの良い所、悪い所、楽しい事、嬉しい事、悲しい事も理解しあう気持ちが大事だと思います。

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