20代のセックスレス

20代女性、長年交際して結婚した彼と現在セックスレス継続中

愛情を確認する行為であるセックスを好きになれない女性も多くいます。好きな男性とでもセックスはあんまりしたくないという女性側目線で書かれた体験談です。セックスが好きになれない女性も、セックスレスになって後悔する前に、この記事を読んでみてください。

◆報告者
年齢:28才(現在)
性別:女性
結婚歴:既婚
職業:中小企業会社員

◆お相手情報
年齢:28才(現在)
性別:男性
結婚歴:既婚
職業:大手企業会社員

初めての一目惚れをしてくれた彼と交際開始

彼とは学生時代、友人カップル主催のパーティーで出会いました。
あまり容姿に自信のない私ですが、ニコニコしていた第一印象が良かったようで、人生で初めて一目惚れをしてもらえました。

当日はあまり深い話をする時間はなかったのですが、連絡先を交換し、毎日メールをやり取りする仲になりました。メールが盛り上がるにつれて私も彼に好印象を抱くようになり、数回のデートを経て付き合うことになりました。

セックスの気持ちよさを知らないままセックスレスに…

交際を始めてからは毎日頻繁に連絡を取り、週末は必ずデートをして、順調に愛を育んでいきました。

唯一の問題は、私がセックスを好きになれなかったことでした。

私は消極的な性格で恋愛経験が浅く、彼氏が出来ても関係を持つまでに至れず、彼と付き合った時点で処女の状態でした。

元々経験豊富な彼は、最初こそ処女の私が怖がらないように優しく接してくれました。しかし、交際を続けて気を使わなくなるにつれ、セックスでも自己中心的な扱い方をしてくるようになりました。

セックスしたくない気分の時でもお構いなしに襲ってくるようになり、断ると逆ギレされました。セックスを優先されて疲れて出掛けられなくなり、約束していたデートが無くなったことも何度もありました。また、前戯の時間もどんどん短くなっていたせいか、性交痛がなかなか無くなりませんでした。

そのため、セックスの気持ちよさを知らないまま「痛いし、時間が勿体ないし、セックスしたくないな」という気持ちが勝るようになってしまいました。

5年の交際を経て結婚を前提に同棲し始めてからは、多忙な仕事に加えて家事のタスクが増え、自分の時間がほとんど無くなってしまいました。彼は亭主関白なタイプで、家事を手伝ってくれるわけでもなく、携帯やテレビ三昧。

明らかに睡眠不足な私を深夜や明け方に誘ってくる彼に嫌気が差し、何度も断ってしまい、喧嘩になりました。そんなことを繰り返すうちに、喧嘩を避けるように彼からの誘いが激減し、月1回の頻度になってしまいました。

セックスが好きなら改善できたことも、私は出来なかった

普通ならこの時点で生活リズムを見直したり、睡眠時間を削ってでも時間を作ってセックスレス解消を図るのだと思います。

しかし、彼の気持ちに寄り添えなかった私は、まだ自分がセックスを断り続けている現状を軽視していました。

セックスの時間以外は仲良しだし、私の生活リズムを考えてくれない彼にも原因があるし…何より、セックスの気持ちよさを知らない私は、どうしても本心からその気にはなれませんでした。

また、彼は私が伝えた「家事を手伝って、私に時間の余裕を作ってほしい」という要望に応えてくれませんでした。

彼は彼で、浮気もしたくないけど彼女は応えてくれない、じゃあどうすれば良いって言うんだ!と私に不満が募っている状態でした。

お互いに「相手が悪い」と考え、状況は改善されないままでした。

そのまま結婚、取り返しのつかない事態に…

お互いのことを愛している私たちは、セックスレスの問題を抱えたまま交際8年で結婚しました。

ある日の深夜2時、私が家事を済ませてようやく寝られる!とベッドに入ったときに、先に寝ていた彼がうとうとと起きだし、誘ってきました。

時間も遅く、翌日も仕事だったため「今はさすがに無理、時間考えて!」と強めに断ってしまいました。

すると、彼が激昂し始め喧嘩になり、「もう俺からは誘わない、離婚したくないなら自分が努力して」と捨て台詞を吐いてそのまま寝てしまいました。彼にとってはそのタイミングが我慢の限界だったようです。

まさか彼が離婚を視野に入れるほど嫌な思いをしているとは思っておらず、ビックリしました。うまくいっていると思い込んでいたのは自分だけだったのだと知って悲しくなり、朝までほとんど眠れませんでした。

この日を境に、彼から誘ってくれることがほとんどなくなってしまいました。離婚の危機に直面したことでさすがに反省しましたが、事の重大さに気付くのが遅すぎました。

ずっと彼任せのセックスをしてきたので今更誘い方もわからず、本能で誘うこともできず、たまに下手な誘い方をしては断られる状態が続いています。あれから半年、現在は2か月に一度くらい、彼が誘ってくれるのでその時は断らずに受け入れています。一応離婚は本気では考えていない様子ですが、いつまた切り出されることか…

性に対する価値観は人によって違う、相手を否定しないのが大切

私は彼のことを愛しているのでできれば断りたくない、だけどほかに優先すべきことがあるから仕方ないと思っていました。

しかし、断られる方にとってはセックスが重要なスキンシップであり、断る方よりももっと辛いということが彼との喧嘩でようやく分かりました。

ただ、彼に対しても、私の「したくない」という気持ちを拒否するのではなく、その原因の解決に向けて努力をしてほしかったという気持ちは残っています。性の価値観は人によって違い、彼にとっての愛情表現がセックスであるように、私にとっての愛情表現はセックスではないのです。

しっかり話し合い、相手の気持ちを理解できないとしても、寄り添えるようにお互いの譲歩が必要だと思います。私たちのように関係をこじらせてしまうカップル・夫婦が少しでも減ることを祈ります。

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